静冷台シリーズ
共通コンセプト

 コンピューティングを生活の中の一部とする時、コンピュータという物はとても特殊であるという事に気が付きます。 

 他の何でも見る事の無い無骨な様相、そして、おおよそ生活環境を考慮していないその仕様。
醜い箱からはグレー色をした無数のケーブル群がぐちゃぐちゃと這い出しコスト競争のみに明け暮れた結果のペラペラの匡体とガチャガチャと無神経な音を立て続けるキーボード。年々高まるクロックスピードと記憶容量の大容量化。そこではそれらの放熱を助けるという事を大義名分とし、低品質の空冷ファンが平然とうなりを上げている。

 こんな物が部屋の中で、場合によっては部屋の主とさえなり、幅をきかせています。


 そんな中、ノートブック型コンピュータが脚光を浴びています。もともと人が触れ、持ち運び、また、人の目に触れる事を前提とした仕様である事もあり、同じ目的を達する事を前提としながらも、よりシンプルでスタイリッシュ、そして何よりも基本的には静粛である場合が多く、更に省スペースである事もその要因と思われます。
その拡張性とやや高めの価格対性能比を除けばこれほど人の生活に即したコンピュータは無いかもしれません。

 しかし、内蔵されたCPUをはじめとした部品群から発せられる熱は安定動作の為に、やはり何かの方法で拡散させなければなりません。スペースを限った事でその点だけは他のタイプに比べて苦しい状況であり、各メーカーもその点は十分考慮し様々な熱対策を講じているにも関わらず、その制限からは逃れ切れていません。気温もしくは室温が物凄く低いか、物凄い質量を持ち熱伝導率に優れた天板の上での使用に恵まれれば良いのですが、なかなかそうも行きません。

 「静冷台 シリーズ」はそれら生活環境との親和性に優れたノートブック型コンピュータの利点をそのままに極力スマートにその弱点を補う事を最大の目標として開発されました。熱伝導率に優れたアルミをその素材とし、その特徴的な形状と素材特製のみで空気対流を味方につけ、一切の騒音無しに対象コンピュータの底部から熱を吸収拡散し続けます。

またその「くさび形状」は人間工学的に不可欠なキーボードのチルトアップ形態(後端が持ち上がる事で手首から遠くに位置するキーを打ちやすくする)を最近の熱伝導優先仕様からそれを排された対象コンピュータにもたらします。そして、そのソリッドな質感はハードなタイピング時においても机の上に直に置いた時以上の安定感提供します。

この人間工学的にも感覚的にも優れ、熟慮された素材と形状の工夫のみで成し遂げられた熱拡散性能。全ては高感覚でコンピューティングを愉悦と感じる人々へと捧げられています。

 

(PAT.P)