| 現行「静冷台シリーズ」 全てに、非常に摩擦係数が低く、耐摩耗性、自己潤滑性に優れる特殊素材(高分子量ポリエチレン)を成形した突起を足として、静冷台前端左右両端に二点、後端中央部に一点、取り付けてあります。 その三点支構造は通常の四点支持構造と比較して、設置面の多少の歪みの影響を受ける事無く、静的に安定した状態を生み出します。また、その足の配置されない角には設置面との接触時を想定した保護用の軟質樹脂製の足をつけてあります。 この形態を、これから述べる動的機能とあわせて id-ee では"Tri Slider" (トライ・スライダー)としています。 日常、様々な作業をこなす机上において、その設置面積の少なさはノートブックタイプコンピュータの大きな利点です。そしてその設置場所の自由度という点に於いても同様でしょう。 静冷台シリーズに搭載された "Tri Slider" のうち動的な機能はその利点をさらに積極的に活用する為の物です。その摩擦係数の低さから、まさに滑走と呼べる滑らかな移動感を提供します。そして、静冷台と対象ノートブックの合計重量が3kg超となる事から、軽々しい感じは無く、仕立ての良いスライドドアのような移動を実現しています。そして、それは単なる移動に留まらず、既存の安易な回転台には無い、後端中心部を基点とした「スゥイヴェル系」の動きも併せもっています。 右に表示されているのが、実際のスイングの様子を再現したものです。良 くある回転台との一番の違いは、その中心が後端にあるという点です(この動きは3点のうち後部の一点に重量が集中する事で生まれます)。これにより、液晶モニタ直下を軸としてスイングする事になります。ですので、モニタに視線を保ちながら、ちょっと向きを変えたい時等でも最小限の視点移動のみでそれが可能となりますし、勿論、対面している相手へ向けて180度の回転をスマートにこなす事が出来ます。一切の動作機械的構造を持たない事から経年変化もありません。 "Tri Slider" 機能は「静冷台シリーズ」を単に放熱効果をもたらす為の「台」では無く、使用者のより感性豊かなコンピューティングの実現を補助する事を目的として進化させてきたid-eeの開発姿勢の現れの一つです。 |